ahamoがぴったりな人は？乗り換え前に知っておくメリット・デメリット一覧 

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「格安SIMに乗り換えたい」「今と別の格安SIMを探している」「どの格安SIMを選んで良いかわからない」という人は、ahamoを試してみましょう。

※厳密に言うとahamoは格安SIMではなくドコモのオンライン専用ブランド

一部で「ahamoはやめとけ」「ahamoは最悪」「ahamoにして後悔した」などの口コミもありますが、スマホは使う環境・場所によって合う・合わないが必ずあります。

そこで今回は、ahamoの良し悪しを判断できるよう、メリット・デメリットを解説します。ahamoのメリットに魅力を感じて、デメリットを許容できる人は使ってみましょう。

契約前に知っておくahamoのメリット一覧

まずはahamoのメリット一覧からご紹介します。

メリット1.基本料金プランが20GBの1つだけなのでわかりやすい

これまでのスマホの料金プランは、とても複雑でした。ahamoの料金プランは20GBの1つのみなので、とてもわかりやすく、対象者も明確です。

20GBで2970円は格安SIMの中では少し高い気もしますが、5分かけ放題が無料で使えるので（後ほど説明）、料金は他社と同程度の認識でOKです。

メリット2.ギガを使い切っても速度制限が1Mbpsなので速い

ahamoは20GBを使い切ると、通信速度が低速になります。と言っても、低速でも1Mbpsなので相当早い部類です。速度制限には、以下のように種類があります。

1Mbpsでできることは以下の通り。Webページを見たり、SNSを使ったりだけでなく、低画質ならストレスなくYouTubeを見ることもできます。

通信速度	可能な用途
200- 300Kbps	・メールの受信閲覧 ・テキスト中心のWEBページを見る ・TwitterやFacebookなどを閲覧する ・LINEトークを使う ・LINE通話をする
1Mbps	・通常のスマホアプリのダウンロード ・画像中心のWEBページを見る ・音楽配信サービスで音楽を聞く ・アプリでニュースサイトを閲覧する ・インスタグラムなどの画像アプリを見る ・LINEで受信した動画を見る ・LINEなどでビデオ通話をする ・通常画質でYouTubeを閲覧する
5Mbps	・ストリーム配信された動画の閲覧 ・ゲームなど大容量アプリのダウンロード ・高画質でYouTubeを閲覧する ・大容量ゲームアプリのプレイ※
10Mbps	・大容量のオンライン対戦ゲームなど※

メリット3.事務手数料はすべて無料、違約金など余計な縛りがない

一般的な通信事業者は、機種変更、電話番号変更、名義変更などの際に事務手数料が必要です。

もちろん新規契約や乗り換えにも手数料が必要で、契約事務手数料+SIMカード発行料などで4000円前後の初期費用がかかります。

一方、ahamoは、契約・乗り換え、機種変更、電話番号変更、名義変更などすべての事務手数料が無料です。最低契約期間もなく、いつでも解約できて違約金もありません。

ahamo以外ですべての事務手数料が無料の事業者は、楽天モバイル、LINEMO、povoくらいです。

メリット4.5分かけ放題がずっと無料で利用できる

ahamoの通話料は22円/30秒。仮に1日平均5分の通話でも、1ヶ月の通話料は「5分×44円×30日＝6600円」になります。

ahamoのかけ放題オプションは、「5分かけ放題」と「完全かけ放題」の2種類です。

ahamo	5分かけ放題※	完全かけ放題
月額料金	無料	税込1100円
内容	5分以内の国内通話無料	時間関係なく国内通話無料

しかも、5分かけ放題はプラン料金に含まれているので、無料で使えます。また完全かけ放題も他社と比べて安価な1100円で利用できます。

ahamoのかけ放題オプションの詳細は以下を参考にしてください。

メリット5.大容量ギガが必要なら80GBを1980円で購入できる

という人のために、ahamo大盛りというオプションがあります。ahamo大盛りは、税込1980円払えば80GB追加して、月100GB利用できるというもの。

80GB1980円なので、1GBあたり24.75円という破格の料金です。テザリングなどで大量にギガを使う人うにはお得ですね。

僕はこれほどの大容量ギガを使わないのでピンときませんが、ありがたい人にはありがたいのでしょう。

メリット6.メリット6.ドコモ回線をメインで使っているから通信速度が速い

格安SIMの通信速度が遅い（とくに平日正午）理由は、キャリア（ドコモ・au・ソフトバンク）から回線を借りてサービス提供しているからです。

回線容量に対して利用者が多いと、混雑して通信速度が遅くなります。通信速度を維持するには、事業者が回線容量を増やすしかありません。

一方、ahamoは運営会社がドコモなので、ドコモ回線をメインで利用できます。そのため、格安SIMのように通信制限などを設ける必要はありません。

ahamoの通信速度を知りたい人は以下を参考にしてください。他社との比較もしています。

メリット7.ahamoユーザー専用の割安な光回線が利用できる

ahamoには、ahamoユーザー専用の光回線「ahamo光」があります。ahamo光の特徴は以下の通り。

こだわればもう少し安いプロバイダもありますが、定期契約で3630円/4950円は十分安い部類です。工事費無料も大事なポイントですね。

接続にはOCNバーチャルコネクト対応ルーターが必要ですが、5000円前後なので許容範囲です。

また、解約月以外の解約には違約金がかかりますが、3000-4000円ほどなのでとくに気にする金額ではないと思います。

メリット8.海外に行っても追加料金なしで20GBまで使える

ahamoは82の国・地域（日本人の渡航先約95％のエリアをカバー）において、追加料金なし・速度制限なしで20GBまでデータ通信が可能です。

申し込み不要で、端末のデータローミングをオンにすればデータ通信が利用できます。対応エリアは以下緑の地域です（ahamo公式サイトで確認）。

ただし、海外での利用期間が15日を超えた場合は通信速度が最大128kbpsに制限されます。この制限は、日本に帰国するまでは解除されません。

メリット9.ドコモからの乗り換えがかんたん（プラン変更で済む）

ahamoはドコモの料金プランの1つです。ドコモは料金体系が変わり、eximo（従来のドコモ）、ahamo、irumo（以前のOCNモバイルONE）の3つになりました。

そのためドコモ（eximo）からahamoへの乗り換えは、体裁としてはプラン変更になり、乗り換えよりも圧倒的にお手軽です。

ただし、ドコモ（eximo）からahamoにプラン変更したい人は、以下の内容を確認する必要があります。

ドコモ（eximo）からahamoへの乗り換え方や手順は、以下を参考にしてください。

メリット10.ドコモショップで手続きの一部を対応してもらえる

ahamoは「オンライン専用ブランド」なので本来店舗サポートはありませんでしたが、2021年4月からドコモショップでのサポートが開始されました。

同じオンライン専用ブランドのLINEMOやpovoには店舗サポートがないため、店舗サポートを切望していた人にはメリットですね。

ahamoの店舗サポートやオンラインサポートについては以下を参考にしてください。

メリット11.支払い方法はクレジットカード・口座振替・デビットカードなど

格安SIMの支払い方法はクレジットカードがメインですが、それだと困る人もいます。

ahamoはクレジットカード、口座振替、一部のデビットカード（VISA/Master/JCB）に対応しています。さらに、通常のdポイント、d払いでも料金を支払えます。

メリット12.dカード・dカードGOLDで支払うとギガがもらえる

ahamoの利用料金を「dカードGOLD」で支払うと、毎月5GBのギガがもらえます（dカードで払うと1GB）。つまり、毎月25GB使えるということです。

dカードGOLDは年会費が11000円かかりますが、dカードケータイ補償など様々な特典があるのでメリットだと感じる人は保有しても良いと思います。

契約前に知っておくahamoのデメリット一覧

次に紹介するのは、ahamoのデメリットです。

デメリット1.ギガ容量が20GB or 100GBなので利用者は限られる

ahamoの料金プランは20GBの1つのみです。ahamo大盛りで100GBに増やせますが、20GBと100GBの間がないので柔軟性に欠けます。

また、ahamoにはデータ繰り越しやデータシェアがないので、余ったギガは捨てることになります。そのため、以下の人はahamoに向いていません。

デメリット2.ahamoは家族割・ドコモ光セット割の対象外

ahamoには家族割や光セット割などの割引サービスがありません。

とくに「家族でドコモを使っている」「ドコモ光を使っている」という人でも、ドコモからahamoにプラン変更すると各種セット割引の対象外なるのは残念ですね。

少し残念な気もしますが、ahamoはもともとセット割を適用できないほど料金が安いので仕方ないですね。

デメリット3.ドコモショップのサポートは一部のみですべて有料

メリットでドコモショップが利用できることを伝えましたが、利用できる手続きは一部のみで、すべてのサポートが有料です。利用できるサポートと料金は以下の通り。

店舗サポートがあるだけでメリットだと感じる人もいますが、この内容だと利用シーンが少なく、料金的にも抵抗を感じる金額ですね。

デメリット4.データ繰り越しがない・データシェアができない

LINEMOでは、余ったギガを次月に繰り越すことができません。また、ギガを家族などにシェアすることもできません。

どうしてもデータ繰り越しが必要な人は、提供している格安SIMを選びましょう。

また、データ繰り越しやデータシェアの必要性を知りたい人は以下を参考にしてください。

デメリット5.留守電・転送電話などの電話オプションがない

仕事で電話を使う人にとって、留守電や転送電話などの機能はとても大切です。

ただ、ahamoには留守電や転送電話など仕事に必要な電話オプションがありません（着信通知には対応）。

ドコモで留守電や転送電話のオプションを使っていた場合も、ahamoに乗り換えた時点で自動解約になるので注意してください。

デメリット6.ドコモ以外の端末はSIMロック解除が必要な場合も

SIMロックとは、ドコモなど大手キャリアで購入したスマホがその回線でしか利用できないようにロックされた状態のことです。

ahamoはドコモ回線なので、au回線やソフトバンク回線の事業者から乗り換える際にSIMロック解除が必要な場合があります。

スマホにSIMロックがかかっているか確認する方法、SIMロックを解除する方法は以下で解説しています。

デメリット7.ドコモ、au、ソフトバンクなどのキャリアメールが使えない

ドコモ、au、ソフトバンク、ワイモバイル、UQモバイルを使っている人は、ahamoに乗り換えると無料のキャリアメールが使えなくなります。

使っているキャリアメールを継続したい人は、以下有料の持ち運びサービスを使うしかありません。

	キャリアメール	持ち運びサービス	月額料金
ドコモ	@docomo.ne.jp	ドコモメール持ち運び	月額330円
au	@ezweb.ne.jpなど	auメール持ち運び	月額330円
ソフトバンク	@softbank.ne.jpなど	メールアドレス持ち運び	月額330円
ワイモバイル	@ymobile.ne.jpなど	メールアドレス持ち運び	月額330円
UQモバイル	@uqmobile.jp	auメール持ち運び	月額330円

ただ、現在はキャリアメール利用者が減っていて、gmailやyahooメールなどを使う人が増えているので、そちらを使った方が便利だと思います。

ahamoのデメリット・メリットまとめ

最後にもう一度、ahamoのメリット・デメリットの一覧を紹介します。

ahamoは料金体系がシンプルでわかりやすいことが特徴です。5分かけ放題も無料で使えるので、必要な機能が一通り揃った格安SIMとして利用できます。

ギガは20GBあるので余裕を持って使えますし、超過後の速度も1Mbpsなのでストレスは少ないですね。また、ヘビーユーザー向けのahamo大盛りもコスパが高いです。

もちろん、ahamoはドコモ回線なので通信速度が速く、どの時間も安定して利用できます。

ahamoを選ぶ1番のポイントは、20GBが合うかどうかです。データ繰り越しがないので、毎月ギガが大きく余る人には向いていません。

他は特にデメリットはありませんが、最近は人混みで通信速度が遅くなると言われていて、ドコモも認めています。気になる人はリンク先を見てください。

コスパが高い格安SIMは他にもありますが、環境や用途を踏まえて比較するのは面倒です。そのため、オールインワンで機能が揃っているahamoはおすすめです。

とくに格安SIMに乗り換えたいドコモユーザー、今使っている格安SIMに不満がある人は、早めの乗り換えをおすすめします。

より詳しくahamoを知りたい人は、以下で特徴やメリット・デメリット、口コミ評判を紹介しているので参考にしてください。