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データ繰り越し、データシェアって何?必要な機能なの?

データ繰り越しやデータシェアを利用できる格安SIM・通信事業者は増えていますが、どんなサービスで、どんなメリットがあるかわかりますか。

データ繰り越しやデータシェアの有無でサービスを選ぶ人もいますが、正しく理解して必要なサービスなのか見極めることは大切です。

データ繰り越しもデータシェアも絶対に必要なサービスかはその人の使い方次第だよ。

そこで今回は、データ繰り越しとデータシェアのサービスの特徴、データ繰り越しやデータシェアが必要な人・不要な人の特徴についてお話します。

データ繰り越しとはどんなサービス?利用できる格安SIMは?

データ繰り越しがどのようなサービスなのか解説します。

  • データ繰り越しとはどんなサービス?
  • データ繰り越し対応の主な格安SIM・キャリアは?

データ繰り越しとはどんなサービス?

データ繰り越しとは、月内で使えるギガが余った場合に、翌月(など)にギガを繰り越して使えるサービスのことです。

たとえば月5GB使えるプランで3GB使うと、2GB余りますね。通常、この余った2GBは月末に消滅します。

ところがデータ繰り越しがあれば、余った2GBが翌月に自動で繰り越されて、次月は合計7GB使えます。

繰り越し期限はほとんどが翌月までだけど、翌々月まで・ずっとなどのサービスもあるよ。

データ繰り越し対応の主な格安SIM・キャリアは?

2023年6月時点でデータ繰り越しができる主な格安SIM、サブブランド、オンライン専用ブランドは以下の通りです(旧プランやサブプランは省略)。

もちろん、他にもデータ繰り越し対応の格安SIMはあります。

通信事業者繰り越し可能時期繰り越し可能ギガ数
UQモバイル翌月までプラン上限まで
ワイモバイル翌月までプラン上限まで
mineo翌月まで
※パスケット利用で無制限
プラン上限まで
※フリータンク分は別
NUROモバイル翌月までプラン上限まで
IIJmio翌月までプラン上限まで
BIGLOBEモバイル翌月までプラン上限まで
LIBMO翌月までプラン上限まで
イオンモバイル翌月までプラン上限まで
J:COMモバイル翌月までプラン上限まで
エキサイトモバイル翌月までプラン上限まで
リンクスメイト翌月までプラン上限まで
ロケットモバイル翌月までプラン上限まで
QTモバイル翌月までプラン上限まで
DTIモバイル翌月までプラン上限の2倍まで
y.u mobile期限なし最大100GB

データ繰り越しが可能な期限は、「当月余った分を翌月まで」がほとんど。繰り越し可能なギガは、当月のプラン上限までが多いですね。

また、基本的にデータ繰り越しは無料で利用できますが、mineoの「パスケット」のように月額110円で無期限に繰り越しができるサービスもあります。

データ繰り越しの対象はあくまでも余ったギガ。自分で繰り越すギガは決められないよ。

一方、人気の格安SIMでデータ繰り越し未対応なのは、HISモバイル、日本通信SIM、ahamo、povo、LINEMOなどです。

データシェアとはどんなサービス?利用できる格安SIMは?

データシェアがどのようなサービスなのか解説します。

  • データシェアとはどんなサービス?
  • データシェア対応の主な格安SIMは?

データシェアとはどんなサービス?

データシェアとは、自分が使えるギガを他のスマホ(SIM)にシェアできるサービスのことです。

データシェアは、同一契約者が追加したSIMや登録したグループ間(家族など)でシェアできるなどサービス毎にルールが違います。

データシェアは、サービスによってシェアできるSIM枚数やシェアできるギガ上限が違うよ。

データシェアはサービスごとに条件や利用料金が違うので複雑です。データシェアが必要な人は、提供している事業者で詳細を調べてください。

データシェア対応の主な格安SIMは?

2023年6月時点でデータシェアができる主な格安SIM、サブブランド、オンライン専用ブランドは以下の通りです(旧プランやサブプランは省略)。

もちろん、他にもデータシェア対応の事業者はあります。

通信事業者シェア条件最大シェア数シェア可能ギガ数
ワイモバイル子SIMの追加4プラン上限まで
mineoメンバー登録5プラン上限まで
NUROモバイルプレゼントプラン上限まで
IIJmioメンバー登録10プラン上限まで
BIGLOBEモバイル子SIMの追加5プラン上限まで
イオンモバイル子SIMの追加550GB
エキサイトモバイル子SIMの追加5プラン上限まで
リンクスメイト子SIMの追加5プラン上限まで

データシェアにはそれぞれ細かい条件・ルールがあり、料金もバラバラなので、必要な通信事業者のサイトなどを確認してください。

一方、人気の格安SIMでデータシェア未対応なのは、HISモバイル、日本通信SIM、LIBMO、ahamo、povo、LINEMOなどです。

データ繰り越し・データシェアは本当に必要?

データ繰り越しやデータシェアは、必要な人には良いサービスだと思います。ギガ節約や料金節約に役立つ人もいるでしょう。

ただ、データ繰り越し・データシェアがすべての人に必要なわけではありません。

  • データ繰り越しが必要な人・不要な人の特徴
  • データシェアが必要な人・不要な人の特徴

データ繰り越しが必要な人・不要な人の特徴

データ繰り越しが必要な人・不要な人の特徴は以下の通りです。

データ繰り越しが必要な人
  • 毎月ギガの節約に努めている人
  • たまにギガが余る月がある人
  • ギガが少しでも余ると損に感じる人

データ繰り越しが必要な人は、ギガ消費を管理して節約している人です。ギガを節約している人は、データ繰り越しがある方が節約のモチベーションが上がります。

またギガが余る月より、足りない月が多い人の方がデータ繰り越しを有効に活用できます。

データ繰り越しが不要な人
  • ギガを管理することにストレスを感じる人
  • 1GBなど小容量プランを使っている人
  • 毎月ギガが余る人

一方、データ繰り越しが不要な人は、ギガの節約をあまり考えない人です。ギガ節約に労力を割きたくない人は、データ繰り越しの必要性を感じないでしょう。

また月1GBなど小容量プランの人はそもそもギガが必要ありませんし、毎月ギガが余る人はデータ繰り越しよりプランを見直しをした方が良いですね。

データシェアが必要な人・不要な人の特徴

データシェアが必要な人・不要な人の特徴は以下の通りです。

データシェアが必要な人
  • 家族利用でスマホ料金を下げたい人
  • 1人で複数台端末を使っている人

データシェアが必要な人は、家族で同一事業者を利用する人です(サービスによる)。

また、1人でスマホ、タブレットなど複数台端末を使う人も、データシェアを活用した方が出費を抑えられることが多いでしょう。

データシェアが不要な人
  • データシェアをする家族がいない人
  • 1人で複数台端末を使わない人

一方、データシェアが不要な人は、そもそもデータシェアをする必要がない人、データシェアをする意味がない人です。

たとえば、家族と同じ通信事業者を使わない人、複数端末を使っていない人などですね。

データ繰り越し・データシェアの必要性のまとめ

データ繰り越しやデータシェアがあればお得ってわけじゃないんだね。

そうだね。もちろんあるに越したことはないけど、なくても困らない人も多いんだよ。

データ繰り越しやデータシェアの有無で通信事業者を選ぶ人もいますが、実際どれだけ活用できているかは、の人の利用環境によります。

データ繰り越しやデータシェアよりも大事な要素もあるので、あくまでも機能の一つと捉えて、賢くスマホを選べるようにしましょう。

おすすめの通信事業者のデータ繰り越し・データシェアの特徴を知りたい人は以下を参考にしてください。